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豆知識

一般的な仏壇の大きさはどのくらいですか?

2015年12月01日

仏壇の大きさというのは様々です。一般的には仏壇の大きさとはどのくらいなのでしょうか?
最も一般的なサイズは高さが150~175cmと言われています。
しかし、仏壇の種類や宗派による仏壇の違いによって、その大きさには違いもあります。
また、仏壇の大きさの単位には「号」や「代」が使用され、長さや高さの単位も「寸」や「尺」が使われるのでイメージがわきにくい部分もあるのではないでしょうか。
今回は大きさや長さの単位にも気をつけて、一般的な仏壇の大きさをご紹介します。

【仏壇の大きさにはどんな単位を使うの?…「代」「号」】

仏壇の大きさの単位は本来「代」であらわします。「号」を使用することもあります。
もともと「代」はご本尊のサイズをあらわすものでした。ご本尊のサイズに合わせて仏壇の大きさも決まるので、ご本尊の大きさの単位がそのまま仏壇の単位に使用されたというわけです。
特に浄土真宗で使用される「金仏壇(塗仏壇)」には今もこの「代」という単位が使われます。
仏壇サイズが「30代」だと30代の掛軸(ご本尊と脇侍)がかけられる「内のり」があるということなので、同じ30代でも仏壇により外幅は異なる、ということもあります。
また、「代」の他に「号」や間取りでの表記がされることもあります。
「号」は特に、タンスや家具の上に置くような比較的小さな「上置型仏壇(上置仏壇)」に使われることが多いようです。
家具の上に設置するわけですから高さが高すぎるとお参りがしにくくなります。「上置型仏壇」では高さが重要となります。
例えば、16号だと高さが49cm、28号だと高さが86cmになります。1号は約3cmです。

【仏壇の大きさにはどんな単位を使うの?…「尺」「寸」】

仏壇の大きさをあらわすための単位として「尺」を使用することもあります。1尺は約30cmです。
こちらの単位は聞いたり使ったりしたことがある方もいるのではないかと思います。
畳に直に置いたり、仏間にはめ込むタイプの「台付型仏壇(台付仏壇)」などは尺であらわされることも多いようです。
また、仏間を尺であらわすこともあります。たとえば「三尺仏間」とは、仏間の内側の幅が三尺(約90cm)の仏間です。
なお「寸」という単位も出てくることがあります。1寸は約3cmと覚えておくと便利かと思います。

【仏壇の一般的な大きさを種類別で分けると?…仏壇別】

仏壇の種類別に大きさを見ていきましょう。
注意していただきたいのは、一般的に仏壇のカタログに表示されている寸法というのは、前の扉を全て閉めた状態での寸法です。
実際は扉が開きますからその分、大きくなるということを念頭に置いておきましょう。

○上置型仏壇(上置仏壇)
一般的な大きさは高さ70~95cmです。
タンスや家具の上に置く小型の仏壇です。立ってお参りすることが多いかもしれませんが、高すぎるとお参りしにくいですから、購入・買い替えなどをされる場合は、家具の高さも考えた上で決めるとよいでしょう。
サイズは36cmと小さなものからあります。
大きいものになると95cmほどあります。

○地袋型仏壇(地袋仏壇)
一般的な大きさは高さ120~135cmです。
地袋とは床面に接して設けられている50cmくらいの戸棚のことです。
この戸棚の上に置く仏壇を「地袋型仏壇」と言います。
戸棚の分だけ、次の台付型仏壇よりは高さが低くなります。

○台付型仏壇(台付仏壇)
一般的な大きさは高さ150~173cmです。
座敷の上に直に置くか、仏間があれば仏間にはめ込むタイプの仏壇です。
120cmほどのものから、180cmほどのものまであります。
高さが180cmの大型のものになると、幅115cm、奥行き90cmと、かなり大きなものになります。

○金仏壇(塗仏壇)
一般的な大きさは高さ130~180cmです。
金仏壇は、内側は金箔や金粉で施され、外側は漆や化学塗料で塗装されている、浄土真宗に多く用いられる仏壇です。
30代、50代、70代、100代、120代、150代、200代の7種類のサイズが一般的です。
仏壇の作りにより外側のサイズに多少違いはありますが、例えば30代のサイズだと高さ130cm、幅66cm、奥行き50cm程度です。
これが200代になると高さ180cm、幅120cm、奥行き80cm程度となります(前開きの標準サイズを表記しています。
三方開の仏壇の場合、サイズが更に大きくなると考えてください)。

【仏壇の一般的な大きさを種類別で分けると?…仏間別】

先ほどは「仏壇のサイズ別」で一般的な仏壇の大きさをご紹介しました。
「仏間のサイズ別」でも、仏壇の大きさを決められます。
仏間とは「仏壇を置くスペース」のことです。
最近の住宅事情では仏間があるご自宅こそ減ってきたかと思われますが、仏間がある場合は仏間の大きさを参考に仏壇サイズを考慮されてはいかがでしょうか。

○三尺仏間
仏間の内側の幅が三尺(約90cm)の仏間です。気をつけたいのは、「内側の幅」ということです。
仏間の端に柱がある場合、柱も含めて三尺とすることがありますので、必ずご自身で測ることをオススメします。
三尺仏間には、高さ155~170cm、幅65~80cm、奥行き55~75cmの仏壇サイズが一般的です。

○五尺仏間
高さは175~190cm、幅140cm程度、奥行き80~85cmの仏壇サイズが一般的ですが、奥行きは85cm以上あったほうがよいでしょう。

○六尺仏間
一間仏間、とも言います。
高さは175~190cm、幅160cm程度、奥行き85~90cmの仏壇サイズが一般的ですが、奥行きは90cm以上あったほうがよいでしょう。
金仏壇で言えば200代が入るサイズとされています。

【最後に…仏壇のサイズを知る】

仏壇のサイズには高さだけではなく、奥行きや幅ももちろん関係してきます。
また、扉を開いたときの大きさにも気をつけましょう。
仏壇の後ろ側は風通しが良い方がよいでしょうから、少し空間に余裕があるようなサイズがベストです。
また、金仏壇の場合は前述したように「代」の単位が同じでも外側の大きさは異なることが多いですから、あくまで参考にしていただき、購入・買い替えの際は仏間や仏壇を置く場所をきちんと測り、仏壇店に細かく相談するのがよいでしょう。
  

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