こんにちは、中村仏壇店ブログへおこしいただき、ありがとうございます。
毎朝、毎晩お仏壇に手を合わせる。「いただきます・ごちそうさま」のとき、当たり前にしているこの合掌、この手何に見えますか?
合掌した両手にも例えられるのが“蓮のつぼみ”。
泥の中から美しく咲き誇る蓮を仏教では「衆生(しゅじょう)を救う菩薩」になぞらえています。
※衆生…生命あるもの全てのこと。
合掌はもともとインドに起源があるとされますが、
仏教では右手を仏と悟りの世界。左手を我々衆生の世界として、
両手を合わせる事により仏の世界と私たちの世界が一体になるとしています。
手と手を合わせるだけで二つの世界が繋がるのですね。
また、鎌倉時代の仏教書には
「合掌しない者は心が奢っていて謙虚でなく、気が散って精神が不安定である」
と書かれています。
つまり、合掌とは心の乱れを静める所作なのですね。
ご本尊やご先祖様に敬う姿勢を示し仏前における基本的な姿となるということも納得ですね。
お仏壇の前で手と手を合わせるだけで、なんだか安心するのはいつの時代も同じだったのでしょうね。
中村仏壇店 モアイでした!