こんにちは、モアイです。中村仏壇店ブログへおこしいただき、ありがとうございます。


最近、これ本当に仏具？と思うような流線型の美しいものや、斬新なデザインのおリンや花立て等の仏具が販売されております。

お仏壇自体も、伝統的な和室にどっしりと構えているデザインに対して、フローリングのリビングや洋間に安置する事をイメージした洋風仏壇も増えておりますので、それに合わせて仏具もスタイリッシュなデザインが出てきてもおかしくはないでしょう。


さて、仏具と一言に申しましても、一体どんなものがそれに当たるのかご存知ですか？


宗派によっても揃える仏具がちがう場合がありますが、大体こちらにご紹介しているものが仏具と言われるものです。

一言で言うと「お仏壇の中に置いてあるものはすべて仏具」です。
その種類の多さに驚かれたのではないでしょうか？

ただ、基本となるのは、花を生ける「花立て」、お香を焚く「香炉」、ローソクを灯す「火立て」が基本となります。

「花立て」「香炉」「火立て」を一つずつ用いる場合（三具足（みつぐそく））と、「花立て」・「香炉」・「火立て」にごはんをお供えする「仏飯器」お茶をお供えする「茶湯器」を加えた場合（五具足（ごぐそく））があります。

さらに、「花立て」「火立て」を加え、一対にし、「線香立て」や「マッチ消し」を加えたものを11具足と言い、11具足揃えれば、とても立派なご供養となるでしょう。




仏具は、お仏壇の飾りと思われている方も多いかと思いますが、仏具ひとつでお仏壇の表情が変わります。何より、毎日のお参りで使うものですので、ご自分の手に取ってお好みにあった仏具を選ばれるのが一番でしょう。